天気が良いので、近くで桜の花見をしたいと思っていた。地元・上毛新聞にタイミング良く高崎市の元井出のしだれ桜並木の記事が目につき行ってきました。植樹してから20年経ちましたが、それほど知られていないのでのんびりシートを広げて食事も楽しめました。
しだれ桜の並木がめずらしく、500mも続いているのは初めて見ました。他所にしだれ桜並木はあっても、これだけたくさんのしだれ並木はないと思います。まずは、ご自分の目でしだれ桜並木を確認されては、いかがでしょうか?
元井出のしだれ桜並木の由来
たまたま、私が声をかけた人が井出さくらの会会長さんの友松さんだった。気さくな方で、ご家族でお花見中にもかかわらず由来を話していただけました。
桜並木の由来は
さくらの会会長の友松さんがお話しをされたのは以下のようなことです。
元井出の土地改良事業が平成12(2000)年に完成ししました。暴れ川だった井野川は昭和の時代に、自衛隊により改修されていました。また、土地改良工事で井野川に沿った道も整備されました。
殺風景なので井野川の土手に何か植えられないかと、相談しまし。しかし、「河川の土手に植樹すると土手が崩れる」などといった理由で実現しませんでした。
その時会長に、一つのアイデアが浮かび再提案したらOKが出て「元井出のしだれ桜並木」が作れることになりました。その由来は上記の碑に記されています。アイデアとは、「河川の土手、道路から1m話して植樹する」という条件でした。
桜並木の完成
元井出のしだれ桜並木は植樹が平成13(2001)年に完成しました。20年も経過すると桜の木も大きく成長します。2,3年前から桜見物の人も増えたそうです。
私が行ったときは、3組の方々が桜の木の下にシートを広げ、食事を楽しんでいました。
桜の見ごろ
2023年4月2日の開花は満開ですね。散りだしている木もありました。桜の開花は、今年は例年に比べて早いです。
電話で問い合わせることやホームページもありません。それだけに穴場ですよ。桜の色も濃淡が交互に植えられています。単色の桜よりも見ててうれしくなります。
近くの畑でヒバリが鳴いていた
風が強かったのでヒバリのさえずりがかき消されています。
元井出のしだれ桜並木を見に行ったら、
ヒバリが鳴いていました🐦🐦🐦風の音で聞こえにくい😱😱#元井出のしだれ桜並木#高崎市 #井野川#高崎北高・坂上橋付近 pic.twitter.com/gJjUcOXN1s
— 一粒hitotsub (@5PPMd26eJ8K8QpA) April 2, 2023
元井出のしだれ桜並木の駐車場は
高崎北高校の北側に老人保健施設「森の泉」があります。その先に「坂上橋」があり、橋の手前右側に元井出のしだれ桜並木が見られます。臨時駐車場もありますが、交通量も少ないので桜並木沿いに駐車していました。
桜並木のトイレは
桜並木にはトイレは設置されていません。近くのかみつけの里博物館に公衆トイレがあります。和式のみですから、お子様ずれの方は下調べしてお出かけください。
道順は
高崎市浜川から行く道は道幅が狭くわかりずらいので以下のコースがおすすめです。
- 高崎北高校前の前橋安中富岡線を使う
- 宇津木スタジアム前の中華料理店丸源を右折または左折
- 老人ホームに沿って北側を行く
- 坂上橋の手前を右折・桜並木が見える
地図は
元井出のしだれ桜並木には、住所がないので近くの「伝箕輪城主長野業盛の墓」を使わせてもらいました。ここに行くには元井出のしだれ桜並木を通りますので、ナビは「伝箕輪城主長野業盛の墓」に設定すると分かりが良いでしょう。
まとめ
桜並木はほとんどがソメイヨシノの桜です。元井出のしだれ桜並木はめずらしいしだれ桜の並木です。手の届く範囲に桜の枝が手入れされていて、とても桜が近く感じられます。遠くには榛名山が見え、気分爽快になれますので行ってみてはいかがでしょうか?